こちらの記事は現在子育て中のママさん(歯科衛生士ではない)の感想文です。
「色」は当たり前にあるからこそ気軽に意識できる
「色」が溢れている日常は当たり前過ぎて、今回のセミナーを受けるまで、改めてその大切さを考えることはありませんでした。
でも、当たり前にあるからこそ、アドバイスを気軽に取り入れてみよう・意識してみようという気持ちになれます。
今回のセミナーは「食と色」がテーマですが、色の工夫を取り入れる場面は食に留まりません。
特に小さな子どもとのコミュニケーションツールとして、「色」は活用できるなと感じました。
色から広がる家族の会話
子どもにもわかる「eat a rainbow」
例えば、まずは食という観点からセミナー後に実際に取り入れたのが「eat a rainbow」です。簡単に言うと、カラフルな食材をバランスよく食べよう、という意味です。
初めて聞く言葉ですが、聞いた途端、レインボー好きな息子の心に響くだろうなと思いました。サンダルや服などを虹色にしたがる息子です。
案の定、「レインボーを食べる!」と好感触。「今日のお弁当にはレインボーを入れてるから探してみてね」と伝えてみたり、「今夜のご飯は黄色が多いね」など、ゲーム感覚で楽しんで食と向き合えるようになりました。
子どもに栄養バランスを考えて食べなさいと言ってもピンときません。でも、いろんな色を食べるとパワーアップするんだよと伝えてみると、子どももイメージしやすくなります。
伝え方って、大切ですね。
色は視覚から取り入れる感覚的なものだからこそ、語彙がまだ少ない小さな子どもにはピッタリの表現です。
色について話すと気持ちが明るくなる
しかも、色についての会話を増やすだけで、食卓がいつもより少し明るくなったような気もします。
食事の時間は、家族で楽しく食べようと意識するものの、ついつい「お口は閉じて噛みなさい!」とか「食べる前から嫌いとか言わないで」など、子どもの食事マナーや好き嫌いについてガミガミと指摘しがちです。
そんな中でも、色を意識した献立や環境、会話を楽しむことで、子どもだけでなく親も少しあたたかい気持ちになり、楽しんで食を学ぶ環境を作れるのではないかと期待できます。
人それぞれ違う「色」のイメージ
イメージを言葉にするトレーニング
そしてもう1つ、セミナー後に実践したのが、なぜその色が好きなのかを考えることです。それは、自分自身に対してもですが子どもに対しても、なんでその色が好きなの?と聞いてみると面白いです。
正直なところ、赤はやる気を出させてくれる・青は落ち着きを与えてくれるといった情報は、確かにわかる部分もあるけれど、必ずしも万人に当てはまるわけではなく、その人を取り巻く環境によって影響はさまざまなのではないかと、モヤモヤした気持ちを持っていました。
でも、自分がその色に対してどのようなイメージを持っているのか、なぜ最近その色を好んで身につけたくなるのかなどを言葉にしたものは、紛れもなく自分自身の深層心理を表しています。
特に、子どもに対して、なぜその色が好きなのか聞いてみることは、子どもの心を知ることができるだけでなく、子どもが自分の気持ちを言葉で表現するための良いトレーニングになるのではないかと思います。
4歳児から見える色
ちなみに4歳の息子はいつも、何色が好き?と聞くと、赤と青と答えます。
赤と青なんて反対の色なのに不思議だなと思いつつも、いつも「そうなんだね」で会話は終わっていました。
先日、そこから一歩踏み込んで「なんで赤が好きなの?」と聞いてみました。すると、「赤は信号で止まって、周りのいろいろなものを見ることができるから」と、意外な答えが返ってきました。
目の前に信号機があったので、それにイメージが引っ張られたのかもしれませんが、「赤=立ち止まって観察ができる」なんて発想は私にはないものでした。
そして青については「青信号になれば進むことができて、いろんなところに行けるから。」と答えました。
信号の色だから、赤と青はセットで好きなんだねと、やっと納得できました。
このやり取りはとても面白いなと感じます。
普段何気なく選んでいる色について言葉で表現するだけで、会話が広がります。また、子どもが頭をフル回転させて頑張って言葉で表現しようとする力も鍛えられます。
また日を改めて別の機会に「なんで赤が好きなの?」と聞いてみたいと思います。
もしかすると全く異なる答えが返ってくるかもしれません。それはそれで面白いですよね。
色という感覚的なものだからこそ、人の心を反映しやすく、その時々の心を表しやすいのではないかなと思います。
色を意識して日常に彩りを
今回、セミナーを受けてみて、以前より「色」を意識して生活するようになりました。
食卓にレインボーを取り入れるよう心がけたり、色が意味する深層心理を言葉で表現しようとしてみたり。色を意識するだけで、何気ない日常に少しだけ深みが生まれたような気がします。
特に、子どもには「色」という感覚的な表現を用いてコミュニケーションを取ると、難しい説明も伝わりやすくなることがわかりました。これは本当に使えそうです。
これからも、色を用いた会話を増やし、日常に彩りを添えることができるといいなと思います。
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